京都は、日本の歴史・文化が凝縮された魅力ある都市です。
古くは、平安朝文化の伝統が様々な産業を生み出すとともに、近年のハイテクベンチャーの輩出により、先端産業のインキュベーション都市としての顔を持っています。
しかし、京都の伝統産業は、後継者不足とニーズの多様化により、それぞれの分野では閉塞状況にあります。また、京都の主要産業の一つである「観光」においても、かつての隆盛は、望めない厳しい状況です。

では、京都の観光文化は衰退していくのでしょうか?
私はそうは思いません。むしろ京都の観光は、これからも進化していくものと考えています。それは、京都という街が過去から現在に至るまで、常に先進性を求め、再生・転生を繰り返してきた不死鳥のような都市だからです。
王朝文化は伝統工芸の中に転生し、町衆の創意と力は先進技術の開発や製造業の効率化に受け継がれ、独自の製品やサービスの礎になってきました。
また、観光で培われたサービス精神や接客システムの洗練された精華はそれに携わってきた人々のスキルの中に秘められ新たな開花を待ち望んでいます。
いわば、京都の観光ビジネスは、「優れた文化に裏打ちされたヒューマンネットワーク」がある以上、普遍的価値を生みだしていくものと信じております。

弊社は、こうした京都の観光文化の優れた風土と、ヒューマンネットワークをもとに、社会に貢献し、皆様のお役に立つべく積極的に努力をしてまいる所存です。

代表取締役社長  坂下義紀

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